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病院とは別の視点で側弯症の考え方と対処法セルフケア法

側弯症 仙台 治療

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病院とは違った切り口から、側弯症について考えてみました。

 

どうして側弯症になるのかなとか、どうしたら改善できるのかななどです。

 

 

 

 

その前に・・・側弯症ってどういうものかと言いますと・・・

 

背骨が左右に曲がってしまう症状

思春期の女子に多い(乳幼児期:男児)

曲がり方は人それぞれ

 

 

原因については厳密な意味では分かっていません。

 

先天性、脳性麻痺や筋ジストロフィー、リックリングハウゼン病など、さまざまな病気が原因とされることがありますが…

 

「じゃ、その病気の原因は?」と言われると、はっきりしていないからです。

 

 

 

やけどや脊椎の腫瘍などによっても側弯症が起きます。

 

ただ、80%以上の側弯症は、原因ははっきりしていません。

 

 

 

そのため・・・

 

医師「側弯症だね」

患者「じゃ、何か気を付けることはありますか?」

 

医師「姿勢を気にしましょう」

患者「あとは、どこに気を付ければ?」

 

医師「あとは、様子を見ましょう。ひどくなれば手術かなぁ」

患者「・・・」

 

 

 

と言ったやり取りがされるようです。

 

現に、僕のところに来る方もそのようなやり取りを病院でしてきましたという方が多いです。

 

 

 

 

もちろん、姿勢も側弯症の原因にはなります。

 

背骨を支えているのは筋肉なので、いつも変な姿勢でいればいるほど、偏った筋肉の使い方になってしまいます。

 

座っているだけでも、その姿勢を維持しようとして筋肉は緊張していますから。その分、背骨を引っ張っているということになります。

 

 

 

だから、姿勢も大切です。

 

 

 

そこからもっと掘り下げてみますね。

 

 

 

どうして変な姿勢になるのでしょうか?

 

座っているときと立っているときに分けて考えてみます。

 

 

 

 

座っているとき

 

座っているとき、「脚を組んじゃいけないよ」と言われたことはありますか?

 

僕はあります。

今でも時々組んじゃうんですんが(゚Д゚;)

 

 

 

じゃ、どうして脚を組むんでしょうね?

脚を組むには理由があるはず!

 

 

 

脚を組んでいる人はわかると思うんですが、脚を組んだ方が安定するんですよね。

 

脚を組まないよりも組んだ方がしっくりくる。

安定感がある。

 

うん、その表現が僕にとっては当てはまります。

あなたはどうでしょうか?

 

 

 

そう、脚を組まないより組んだ方が安定するから、脚を組んでしまうんです。

 

 

 

じゃ、どうして脚を組まないと安定しないの?ってなりますよね。

 

 

 

ここで、ちょっとした実験をしましょうね♪

 

固い椅子に座ってみてください。

身体を右に傾けてお尻の感覚を味わいます。

今度は左に傾けてお尻の感覚を味わいます。

 

倒れにくい方ってありますか?

 

なんか倒すとお尻の骨の部分が引っかかって倒れないとか、お尻が痛いとか。

 

反対に倒れやすい方は、倒してもお尻の骨と座面がフィットするとか。

 

左右の違いがありますか?

 

 

 

僕はあります。

改善はしてきましたが…

 

 

 

この左右差があると、椅子にじっとしてられないんです。

 

立ちたくなったり、もぞもぞしたりと、集中力が続きません。

 

 

 

それでも椅子に座った状態を維持するために、骨盤をしっかり安定させようとして、『脚を組む』姿勢になってしまうんです。

 

 

 

姿勢が変になってしまうのは、座りにくさを改善しない状態で一生懸命に座った状態を維持しようとするからです。

 

 

 

で、このお尻の骨の動き方は調整で何とかなりますが、自分で何とかするのは難しいと思ます。

 

ですので、お尻の骨の動き方を変えようとするのではなく、居心地よく座ってられる状態を身体側ではなく座面に作ってみましょう。

 

 

 

たとえば、

 

フェイスタオルを折りたたんで、座面の右半分に置いたとき、左半分に置いたとき、どちらの方が座りやすいかな?

 

 

座面の前側に置いたとき、後ろ側に置いたとき、どっちの方が座りやすいし安定感があるかな?

 

 

 

人それぞれ違うと思うので、まずは自分で試してみてくださいね。

 

 

 

座りやすいということは、骨盤が安定するということです。

 

骨盤が安定するということは、骨盤の上に立っている背骨が安定しやすいということです。

 

背骨が安定しやすいということは、背骨を支えている筋肉だって不要な力が加わりにくい状態ですよね。変な方向への引っ張る力も薄れます。

 

結果的に、側弯症のケアになります。

 

 

もちろん、安定して座れるということは集中力も出やすくなりますし、肩こりや腰痛の原因も減りますよ。

 

 

 

ぜひ、座面に工夫を入れることをやってみましょう。

 

 

 

 

立っているとき

 

では、今度は立っているときです。

 

 

先ほどの座っているときは、座面(椅子)と身体の関係でのバランスが大切でした。

 

 

では、立っているときはどうでしょう?

 

立っているとき、椅子の座面に当たる部分はどこですか?

 

 

 

そう、地球です。地球にきちんと立てているかがとても大切になります。

 

 

 

え?

地球に立ててますけど?

何か?

 

 

 

って言う人もいるかもしれませんが、さっきの座面の座り心地を思い出してくださいね。

 

 

 

座面に座っていることと、しっくり座っていることは違いましたよね。

 

 

 

同じように、地球に立っていることと、地球にしっくり立っていることは違うんです。

 

 

 

地球に安定して立てていれば、両足に均等に体重が乗る状態、つまり重心が真ん中に乗っている状態になります。

 

そうすると、背骨には地球の中心に向かっての重力と同じ真下に力がかかりますので、背骨は上手にまっすぐに立つことができるようになります。

 

 

 

反対に、安定して立つことができない場合、言い換えれば重心が真ん中じゃない場合、背骨にかかる重力も変な方向になります。

 

 

 

それでも背骨が立っているのを維持しなければいけないので、背中側の筋肉は左右均等ではなくなってしまい、背骨が曲がる要因になってしまいます。

 

 

 

きちんと立てる、しっくり立てるというのは、とっても大切なことなんです。

 

 

 

じゃ、どうすればいいのと言いますと、足首をゆっくり回すようにしてください。

 

 

 

実は足と下腿(ひざ下の部分)を連結させているのは距骨という足首の骨なんです。

 

この距骨が上手に働かないと、地球からの重力に対してしっくりくる立ち位置ができなくなってしまいます。

 

 

 

治療院では、距骨の動かし方をお伝えしますが、なかなか文章では難しいので、ここではまず足首を大きく回すことをやってください。

 

 

 

足の指の間に手の指をググっと入れて、足を握って、大きくゆっくり足首を回してください。

 

一周を10秒数えながら回すくらいのスピードで構いません。

 

痛みが出るときは無理に大きく回す必要はありませんよ。

 

 

 

1回3周を左右3セットほど、やってください。

 

 

 

あ、やる前とやった後で立った時の足の着き方を確認してみると面白いですよ。

 

 

 

やった後だと「あれ、地面に足が密着するような感じがする」とか「なんか安定して立っているような感じがする」という方がいます。

 

 

 

もちろん、何も感じなくてもOKです。

ゆっくり丁寧にやってくださいね。

 

 

 

 

日ごろの姿勢の意識、そして体全体を動かす(偏った動きではなく)ことなどを日常的にやることももちろん大切です。

 

 

 

ただ、座っている時間や立っている時間って思った以上に多いんです。

 

そこで安定的に身体のバランスを整うような状態をキープしていれば、背骨や背骨を支えている筋肉にかかる負担が少なくなります。

 

 

 

結果的に、側弯症のケアにつながっていきます。

 

 

 

側弯症だからとあきらめることなく、また側弯症だからと必要以上に不安に思うことなく、日常をどうすれば健康で楽しく生きれるかにフォーカスしていただけたらと思います。

 

 

 

参考になればうれしいです。

 

ありがとうございます。