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「~すべき」「~すべきではない」という考えから解放されたい方

実際に僕も多くの「~すべき」「~すべきではない」という考え・思い込みに頭の多くを占領されてイライラしたり孤独を感じたりしたことが多々あります。

 

たくさんの『解放テクニック』をやってきましたが、今回の内容は自分の本質に迫るものとなっています。

 

実行すると、「だけど・・・」「そうは言っても・・・」という抵抗心が出て来る方もいるかもしれませんが、それでもやっぱりやっていただきたいと思います。

 

心の深い部分が解放されて、平和で愛が溢れてくると思いますから。

 

 

 

 

 

今日は人間関係について、相手に「~すべき」とか「~すべきではない」と考えている方のストレスが少しでも減っていただけたらと思います。

 

 

 

たとえば、旦那さんがいて、

 

「旦那はもっと家事を手伝うべき」

 

と考えている方がいるとしますね。

 

 

 

 

「旦那はもっと家事を手伝うべき」

 

という考えを持っていると、旦那さんが家事を手伝わないときは、とってもイライラすることと思います。

 

 

イライラが増えれば増えるほど、旦那にきつく当たったり、子供にきつく当たったり。憂(う)さ晴らしとして買い物に走ったりやけ食いをしたりするかもしれません。

 

 

結果として、体調を悪くしたり、夫婦関係がこじれたり、子供から避けられたりするかもしれませんね。

 

 

 

 

さて、ここで考えてみます。

 

 

 

「旦那はもっと家事を手伝うべき」

 

 

 

というのは、『本当なのだろうか?』と。

 

 

 

 

本当よ!

ちっとも家事を手伝っていないわ!

家のこと、何もしていないのよ!

 

 

って、思うかもしれませんが、もう一度考えてみましょうね。

 

 

 

『本当なのだろうか?』と。

 

「旦那はちっとも家事を手伝ってくれない」ということは本当なのだろうか?と。

 

 

 

 

一つでも、本当ではない証拠が出てきたら、それは本当ではないということになります。

 

 

 

たまに手伝ってくれるかな。

お風呂は洗ってくれているな。

私が家事で忙しい時は子供の面倒をみているかも。

 

 

 

 

もっともっと家事を手伝ってほしい

とあなたは思うかもしれませんね。

 

 

 

 

では、質問を変えてみますね。

 

それはどうしてなのだろう?

もっと家事を手伝ってほしいと思うのは、なぜなのだろう?と。

 

 

 

 

そしたら、人によっては

 

 

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

 

 

という思い込みを持っていることに気が付くかもしれません。

 

 

 

 

では、また自分に質問してみましょうね。

 

 

『それは本当なのだろうか?』

『絶対に、確信を持って、それが本当だと言えるのだろうか?』と。

 

 

 

 

そしたら、たぶん思うと思うんです。

 

 

 

旦那が思っている「愛」って言うのは、旦那が発しているかもしれないけど、私が受け取っていないだけかも。

 

旦那は時々だけど、きちんと私の話を聞いてくれている。決して無視しているわけではないな、と。

 

 

 

 

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

 

 

 

という思い込みは、『本当ではない』ということに気が付いてきたと思います。

 

 

 

 

では、ここで、この

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

についてもう一つ質問をしてみましょう。

 

 

 

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

 

 

と(あなたが)考えているとき、あなたはどんな感情や反応が起こりますか?

 

 

 

嫌だ

不安

孤独だわ

 

 

 

人それぞれで異なる表現になりますが、上のような感情が出てくると思います。

 

 

 

 

では、別の視点から同じ質問をしてみましょう。

 

 

あなたが、

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

という考えを持ち続けてもストレスにならない理由はありますか?

 

 

 

 

愛してくれないとか、思っていてくれないという考えを持ち続ければ持ち続けるほど、ストレスになるかもしれませんよね。

 

大抵の場合は、「いいえ」という答えに行きつきます。

 

 

 

 

では、

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

という考えを手放した方がいい理由はありますか?

 

 

手放しましょうという話ではありません。

そう簡単に手放したくない人もいるからです。

 

 

個々では単に、理由を考えてみましょう。

 

手放した方がいい理由はあるだろうか?ということです。

 

 

 

 

たとえば、相手が何を考えていても他人にはわからない。

 

私が何を考えていても、旦那にも分からないだろう。

 

愛してくれていないと私が考えることで、実際に辛い思いをしているのは私だ。

 

だから、この考えを手放せるかどうかは分からないけど、手放した方が私にとっていい。心が楽なる。

 

といった具合に考えてみましょう。

 

 

 

 

さて、最後の質問をします。

 

 

「旦那は私を愛してくれていない」

「旦那は私を思っていてくれない」

 

という考えがなかったら、あなたはどうなりますか?

 

 

 

 

この考え方が自分自身を苦しめているということに気が付くと、この考え方が無ければ、あなたはどうなるでしょう?

 

 

心が軽くなる

平和な気分だ

冷静になれる

旦那に何も求めなくて済む

 

 

いろいろな考えが出てきますよね。

 

 

 

 

ここで、はっきりしたことがあります。

 

 

あなたはあなたの持っている考え方で、自分自身を苦しめていたということです。

 

 

 

旦那の気持ち、「あなたの愛している」とか「あなたを思っている」とか、そういった気持ちは目に見えるモノではありませんよね。

 

たとえ、何かをプレゼントされたとしても、人によっては「これは何か隠しごとをしているから、それに気づいてほしくないための気をまわしているだけよ」と(思い込みから)捉えるかもしれません。

 

この場合は、プレゼントをされても、「旦那は私を愛すべきだ」とか「私をずっと思っているべきだ」という考えは消えません。

 

なぜなら、単に自分自身がそう思いこんでいるだけだから。

 

 

 

 

となると、あなたの考えを変えるのは誰でしょうか?

 

旦那は変えることができますか?

親や子供は変えることができるでしょうか?

 

 

いえ、変えることはできません。

 

あなたの考え方はあなたしか変えることができないのです。

 

 

 

なので、実際に自分自身を苦しめているのは、自分の思い込みでしかないんですね。

 

 

 

 

さて、話は長くなってしまいましたが、もともとの思い込みに戻ってみましょう。

 

 

 

 

「旦那はもっと家事を手伝うべき」

 

 

 

 

でしたね。

 

 

これは本当でしょうか?

 

 

 

もし旦那がロボットなら、家事を手伝うという命令を100%聞くかもしれません。

 

でも、現実は旦那はあなたが思ったほど家事を手伝っていない。

 

手伝っていないので、「家事を手伝うべき」と思っても、それはコントロールできることではないということが本当のこと。

 

 

 

と考えると、「家事を手伝うべき」「家事を手伝うべき」と考えても、本当の現象としては、あなたが思っているほど家事を手伝っていないとなります。

 

 

 

そもそも、旦那は100%旦那として生きています。ロボットではないので、こちらが支配することはできませんよね。

 

 

 

これは本当でしょうか?

実際にそれがずっと出来るのでしょうか?

 

 

 

と問われたら、きっと「いいえ」となると思います。

 

 

 

 

 

ではそれを踏まえて、

「旦那はもっと家事を手伝うべき」

と考えたとき、あなたはどんな反応をするでしょうか?

 

 

 

イライラする

カッとなる

むしゃくしゃする

孤独を感じる

旦那を無視する

 

 

 

 

自分にとって気分が良くない反応が出てくるのではないでしょうか。

 

 

 

 

では、その考え(「旦那はもっと家事を手伝うべき」)を手放した方がいい理由はありますか?

 

 

 

手放せるかどうかは問題ではありません。

手放した方がいいかなと考えたとき、手放した方がいい理由について客観的に考えてみましょう。

 

 

 

イライラしなくってすむな。

孤独感を感じなくてすむ。

 

 

 

うん、手放した方がいい理由はたくさんありそうだな!

 

 

 

ってなるかもしれませんね。

 

 

 

 

今度は、その考え(「旦那はもっと家事を手伝うべき」)がなければ、あなたはどんな状態ですか?

 

 

 

平和だなぁ

旦那との会話を楽しめる

子どもに優しくできる

 

 

 

などの反応が出てくるかもしれませんね。

 

 

 

 

で、先ほどの裏にあった気持ちについて考えてみます。

 

「旦那は私を愛していないかもしれない」

 

 

について、「旦那」を「私」にしてみましょう。

 

 

「私は私を愛していないかもしれない」

 

 

 

これって、「旦那は私を愛していないかもしれない」よりもしっくりくるかもしれません。真実味を増しているかもしれません。

 

 

 

もしかしたら、「私は私を愛していないかもしれない」「私は私自身を丁寧に扱ってあげていないかもしれない」「私は私の心の声を無視しているかもしれない」ということに気が付くかもしれませんよね。

 

 

 

もし、それの方が真実味があるとしたら、今以上に自分を大切にしてあげることの方が大切かもしれません。

 

 

 

ストレスだと思っていた現象は、本質的にはストレスではなく、自分自身との向き合い方が原因になっていた・・・ということが、結構多くあるんです。

 

 

 

ですので、自分自身と向き合い方を変えたり、持ちたくない考えを持つことを止めたら、今までストレスだと思っていたことが無くなっていったりするんです。

 

 

 

 

今回は、人間関係、特に旦那との関係について書いてみましたが、これを職場での人間関係や、自分の病気に対する考え方に置き換えてみると、もっと内面にある本質的なモノが見えてくると思います。

 

 

 

今まで問題やストレスだと思っていたことは、手放すことができるんだなと♪