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痛みのサインは何を意味しているのか(腰痛・肩こり・頭痛から病気まで)

痛みを感知するのは神経ですが、痛みがなぜ起きる原因は大きく分けて次になります。

 

  • 炎症が起きている
  • 脳の記憶
  • 循環が悪い(血管・神経など)

炎症が起きている

身体の中でどこかが傷つくと、そこに血液を送って必要な物質を届けます。たとえば、白血球とか赤血球とか。細胞修復のための栄養素とか酸素とか。

 

血液を送るために血管を開こうとします。その血管を開くための物質、実は発痛物質でもあるのです。

 

ですので、炎症が起きているときにどうして痛むかと言うと、発痛物質が分泌されて血管を開いて必要な物質をその場所に届けるために起きているんですね。

 

必要な物質が届けられると発痛物質が分泌される『理由』がなくなるので、痛みが治まってきます。

 

その場所が100%完治されていない状態でも、必要な条件が整えば、発痛物質の分泌は収まります。たとえば、必要物質が届けられる通路(血管など)が良い状態に確保されている状況になったときもそうですね。

 

ここを考慮すると、本質的な整体で体を整えることは身体の関節(骨格など)の動きを改善したり、筋緊張を緩和して血液の流れを自動的に促進できるので、発痛物質の分泌する『理由』を消すことになります。

 

脳の記憶

たとえば、人が頭をぶつけた状況を目にした時、自然と「痛い!」という感覚が出てくることがあります。他人が手を切ったとか。それは脳が記憶として『痛み』を覚えているからです。

 

脳の記憶は実は身体に対する感覚だけではなく感情に対する感覚でも作動します。

 

たとえば、Aという場所で嫌な出来事を経験したとします。そこには体の痛みはありませんでしたが、心の痛みがありました。もうAという場所に近づきたくないと、その時は心の底から(無意識に)感じていました。

 

数年たって、仕事でAをいう場所に住み始めたとします。そのころからなぜかわからないけど、頭痛で悩まされたり、肩が凝ったり、腰痛が起きるということが始まりました。

 

仕事は同じだけど、場所が変わっただけ。

 

 

このような場合の痛みもあります。

 

 

この場合は、昔の記憶に気が付くという過去ベースの回復法もありますが、現在ベースの回復法としては身体にあるブロックを解いてあげることが大切です。

 

「脳の記憶(心の記憶)」から「体の症状」が出たので、今度は反対に「体の回復(リラクゼーションではなく、本質的な整体)」から「脳の記憶(心の記憶)の回復」がもたらされるからです。

 

 

もちろん、症状が出たら医者に行くというのではなく、症状が出たらすぐに気分転換、たとえばちょっとホッとできることをする、コーヒーが好きなのであればコーヒーを飲む、喚起をすると気分転換になるのであれば喚起をする・・・などして、過去の記憶に生きるのではなく今の記憶に生きるということを繰り返してもよい方向に行く方が多いですよ。

循環が悪い(血管・神経など)

ここからは当院の整体と関係してくる部分なのですが、ほとんどの痛みや病気は『循環が悪い(血管・神経など)』から起きてきます。

 

大きな意味では、すべての痛みや不調がこの原因とも言えますね。

 

 

これは筋肉が固くなったからとか、運動していないからという表面的な理由がありますが、多くの場合神経が正常に働きにくい環境になってしまっていた李、骨の動きがブロックされることで起きてきます。

 

この場合、いくら筋肉をマッサージしても根本的な改善には至りません。

 

ですので、当院では筋肉などももちろん診ますが、アプローチするのは血液の流れや神経の流れです。筋肉をマッサージしたりしなくても筋肉が柔らかくなり身体が軽くなるのはそのためです。

痛みのサインにはいろいろありますが、やはり初期の状態に気が付き身体を整えると症状が強くなりません。

 

整えるというのは当院に来てもいいですし、セルフでやっていただいても大丈夫です。

 

セルフでやるときは「ホッとする」「気持ちがいい」といった感覚を基本として、自分が何でストレスを受けているか、自分が何に不安を抱いているかなどを書き出して、あなたの中にあるストレスを減らすこともミックスしていただけたら嬉しいです。

なんとなく頭痛がする

最近、肩がちょっとこるなぁ

脚が重いような感じだなぁ

朝の目覚めが悪い感じだ

なんか気分が落ち込む

身体が凝っているようだ

 

 

 

何かマイナスの感じがあれば、それは身体からのサインだと思ってください。

 

そのサインを感じ取ってあげて対処して、にこにこ笑顔の時間を一日の中にできるだけ増やしていっていただけたらと思います。

 

 

 

 

どうしても症状が気になるときは病院に行くのもいいかもしれません。

 

ただ、「骨には異常がないね、シップを出しておきましょう」とか「電気をかけて様子を見ましょう」とか「痛み止めを出しておきますね」というところは、治そうという気がない病院なので気を付けてくださいね。

 

 

薬は治すためのものではなく感じなくするためのものです。3種類以上の薬を飲み続けるのも体にとって負担となります。もし、お薬を飲んでおられる方は、お薬と上手に付き合ってくださいね。

 

 

 

では、ちょっとしたサインが出たら、もちろん出る前のメンテナンスという考え方でもいいですので、ご自分の身体に優しい毎日を(^^)/