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使うと良くない言葉、使うと良い言葉(質問内容)

大学院のころ、データ解析のためのプログラムを作っていた時、どうしてもうまくいかないということが何度もありました。

 

徹底的に考えて、試行錯誤しても上手く行かないこともたびたびです。

 

そんなとき、どうしていたかというと・・・

 

 

散歩をしていました。

 

 

 

私は大学院生の時に散歩をすることがありました。ただ景色を見たり、雰囲気を味わうだけの散歩です。健康のためとか全然考えません。ただ、研究のことは考えない、そう『考えない』ための散歩です。

 

 

何も考えないという散歩をしていると、なぜか上手く行かないことの解決策が浮かんでくることが多いということに気が付いたからです。

 

 

 

 

たとえば、人と話をしているときに、「あ~、あの~、誰だっけ、あの人・・・?」と思い出せないことありませんか?

 

そんなときでも、ちょっと時間が経って、全然関係のない話をしているときに、「あ、あの人、○○さんだった」って急にポンと思い出したり。

 

 

 

鍵をどこかに無くしてしまって、「鍵、どこに忘れたかなぁって」なっているときにはなかなか出てこないのに、違う事をしていたら「あ、あそこにあるかもしれない」って気が付いたり、あるかもと思わないけど、なんかあの辺怪しいなぁって思って探したらあったり。

 

 

そんなこと、ありませんか?

 

 

 

 

どうやら、自問自答すると無意識さんは勝手にその答えを探し続けてくれるようなのです。

 

で、無意識さんは、その答えを何かのきっかけで意識さんに知らせてくれたり、視界に入ってくるヒントを介して教えてくれたりするようなのです。

 

ヒントを教えてくれるというのは、たとえば、自分が赤か緑かどちらかを選ばなければいけないということで悩んでいたとしたら、たまたま見たテレビで『緑を選べ』という看板が映っていたとか。友達との会話で、「緑の服が流行らしいわよ」という言葉があったりとか。

 

これは、同じことを見たり聞いたりしても注意しなければ受け取らないのが人間の脳ですが、無意識さんが勝手に処理して緑の方がいいとなった場合、無意識さんが意識の注意をそちらに向けてくれるために起きるものです。

 

※シンクロニシティなどもありますが

 

 

 

 

このように、質問を自分に投げかけていると、無意識さんが自動解析してそちらに自分を導いてくれるんです。

 

 

 

 

これは、良い・悪いはありません。

大切なのは使い方のようです。

 

 

 

 

たとえば、あなたが病気だったとします。

 

「どうしてこうなったんだろう」

「何が悪かったんだろう」

 

と何度も何度も考えたとしますね。

 

これは、自分に対する質問になります。

 

 

無意識さんはどうするかと言いますと、

 

「どうしてこうなったんだろう」とか

「何が悪かったんだろう」という質問の答えを探し始めます。

 

原因が突き止められたら大丈夫と考えがちですが、実は違うんです。

 

無意識さんは大なり小なり、ピンキリの原因を探し始めます。

 

あの行動が原因だったかな。

去年、○○を食べたから。

おととし、○○を食べたから。

10歳の時に、○○の経験をしたから。

 

とめどなく、少しでも関係すれば答えをどんどんあげてくるんです。

 

たとえ、それが決定打でなくても。

 

 

そして無意識さんが出してくる答えを一つ一つ受け取っていると混乱だけが残ってしまいます。

 

10歳の時の経験なんてどうしようもないじゃん。

おととしの食べた経験は変えられないよ。

・・・と。

 

 

同じ経験をすることを避ける事には使うことができますが、病気の回復にはあまり関係ないことばかりが浮かんできます。

 

 

その結果、身体だけじゃなく心もマイナスになってしまうんです。

 

 

 

 

では、どんな質問をすればいいでしょうか。

 

 

 

 

「どうすれば健康になれるかな」

「どうすれば少しでも体調が良くなるかな」

 

 

 

そう、未来に向いた質問をすると、無意識さんもその質問に対する答えを探してくれるようになります。

 

 

「毎日15分の運動がいい」というテレビが気になった

友達が「毎朝白湯をコップ一杯飲んで健康になった」と言っていたのを思い出した

「仕事、20時には終わらせた方がいいんじゃない」と言われた

「最近笑顔が無いから、心配よ」(笑うことしよう)

 

 

などなど、たくさんの健康になるための情報が入って来ます。

 

 

 

ここでポイントなのは、小さなことから、自分で出来ることから始めてみるということです。

 

そして、情報を否定しないということです。

 

 

 

たとえば、友達から「あのDVDおもしろいから見ると気分転換になるかもよ」と言われたら、「時間がない」とか「優先順位があるから」という理由を作って見ないというのではなく、DVD見る優先順位を高めて、とにかく見るとしてください。

 

15分の運動がいいんだよって言われたら、「私、そんな時間がないし」と否定するのではなく、とにかく15分何でもいいから自分が運動だと思うようなことをやるとかしてください。

 

 

 

頭で考えると、否定が起きることが多いので、まずはせっかっくのヒントだからやろう!となるといいですよ。

 

 

 

 

 

と、ここまでお読みになった方は題名の意味が分かってくると思います。

 

 

【題名】

使うと良くない言葉、使うと良い言葉

 

でしたね。

 

 

 

 

もし、体調を回復させたいのなら

 

「どうして体調が悪くなったんだろう」

ではなく

「どうしたら体調が良くなるかな」

 

 

 

人間関係を良くしようと思ったら

 

「どうしてあの人はあんなことをするのだろう」

ではなく

「どうしたらあの人は喜んでくれるかな」

 

 

 

なんです。

 

 

 

 

僕も「どうして」が癖で出てしまうことがあります。

 

 

どうして僕は○○(マイナス面)何だろう?

 

 

これって、何も解決しない質問ですよね。

 

でも、やっちゃうときあります。

癖だから・・・。

 

 

そんな時はどうするか・・・

 

 

どうして僕は○○何だろう?

○○になる理由は何だろう?

 

って考えた後に、

 

○○から脱出するためにはどうすればいいんだろう?

 

 

 

って、質問をしましょう。

 

 

 

そうすると、○○から脱出するためのヒントが得られるようになります。

 

 

 

 

自分の考えや言葉をいつも監視しているのは大変です。

 

大変なので、常にすることはできません。

 

 

ですので、嫌な気分になっているときだけ、自分がどんな質問をしているかを監視してください。

 

 

嫌な気分の時って、「どうして」が出ていることが多いんです。そこから、「どうしたら」に変えて考えてみると、嫌な気分が少し楽になってきます。解決策に気が付いたら、気分が晴れ晴れしますよね。

 

 

 

 

今日から、自分にしている質問についてちょっとだけ考えていただけたらうれしいです。

 

 

今日もありがとうございます☆☆☆