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慢性膝関節症・膝の痛み|大腿骨と脛骨の位置と足の骨(今日の症例)について

慢性膝関節症や膝痛の方のヒントにしてください

《目次》

今日の患者さん(慢性膝関節症)

膝の骨

足の骨

何をしたら回復・改善したか?

今日の患者さん(慢性膝関節症)

今日は慢性膝関節症の患者さんが来院しました。他の部分には自分で感じる痛みはないとのこと。ただ、膝を曲げると膝が痛いという事でした。

 

動きや圧痛(押して痛むかどうか)を確認すると、痛い膝以外の動きについてはそれほど問題はありませんでしたが、ふくらはぎや腰部、肩部に圧痛が確認されました。特に左右差がひどかったのがその部分です。

 

圧痛が強い部分は筋肉が硬くなっています。筋肉が硬くなっていますが、そこに原因があるわけではありません。引っ張られて硬くなっていたり、姿勢を維持しようとして硬くなっているので、筋肉を揉んでも意味がありません。

 

 

全身を調整すると圧痛はきれいに取れてくれました。

 

 

全身を調整した時に、「痛い状態が10で、まったく痛くない状態が0だとしたらいくつですか?と膝の痛みを確認すると、「今は5くらい」と伝えてくれました。

 

 

全身の負担が減ると、痛みも減ると再確認!

 

 

あとは部分お可動域などを見ていきます。

足・手・首・頭蓋骨などの可動性を見て、悪いところはソフトに修正。

 

修正後、5から2~3に痛みが改善。

 

 

そして最後に、痛みのある部分を修正。

 

大腿骨と脛骨(膝の関節を構成している骨)の位置が少し悪くなっていたので、それを修正しました。

 

そして、身体の反応を確認すると、足の外側楔状骨という骨に反応がありましたので、そこも調整。

 

 

結果として、0に近い1とのこと。

 

あとは調整する部分が出ていないので、治療は終了となりました。

 

すんなり立って、変えられました(^^)

膝の骨

慢性膝関節症や膝の痛みは全身を整えて良い環境を作ってから、膝の調整が大切(仙台市宮城野区の治療整体整骨院)
ひざ裏からのレントゲン。上:大腿骨、下:脛骨、左下:腓骨

膝を構成する骨は、大腿骨と脛骨、そして膝蓋骨になります。

 

もちろん、腓骨も筋肉を引っ張る意味からすると重要になってきますね。

 

 

これらの骨の位置が悪くなっても、曲がりが悪くなり、膝の痛みなどが出やすくなります。

ただし、筋肉を考えると、膝に関係する筋肉は骨盤にも脛骨・腓骨にもつながっています。そして、脛骨・腓骨と足は筋肉でつながっているので、筋肉から考えると全身が大切です。

 

だから、全身調整が土台になります。

足の骨

慢性膝関節症や膝の痛みの改善・回復は足の骨にもきちんと目を向ける必要がある(仙台市宮城野区の治療整体整骨院)
足にはたくさんの骨がある!

足の骨はかなりたくさんあります。

特に足根骨と言って指の土台になっている部分に多くの骨があります。

 

足の骨の動きが良いと、歩くときにショックを吸収してくれるので膝への負担が減ります。反対に、足の骨の動きが悪いと、膝や股関節でショックを吸収するようになるので負担が多くなります。

 

 

足の骨の動きは見落とされがちになりますが、実は膝だけじゃなく身体の多くの場所と関係があるように感じています。

何をしたら回復・改善したか?

まずは、全身調整!

 

全身を調整すると、制限されていた骨の動きが解除されるので、筋肉が緊張する理由が無くなり、筋肉が柔らかくなります。

 

 

全身調整した後は、今度は痛みが起きている部分とその周辺に構造的におかしな部分がないかどうか調べます。

 

今回は膝関節を構成する大腿骨と脛骨の位置関係がおかしかったので、それを修復しました。

 

そして、今度は足の骨、今回は外側楔状骨の動きが悪くなっていたので、それを後少し外方に動かしてあげて、動きが悪くなっている(ブロックされている)状態を解除しました。

 

 

そしたら、慢性膝関節症の膝の痛みがほとんどなくなりました。

 

 

 

慢性膝関節症の方や膝の痛みで苦しんでいる方、そして治療院や整体院をされている方も参考にしていただければ幸いです。

 

 

今日も記事を読んでいただきありがとうございます!