ゴーヤとブロッコリーの栄養と癌に対する成分と考え方
ゴーヤとブロッコリーの栄養と癌に対する成分と考え方
ただし、食べれば癌が治るとか絶対に予防できるとか、そういったものではありませんので注意してくださいね!
癌になる原因は生活の中でため込むストレスと血流が悪くなること(低体温も含む)ですので、食べ物・生活・考え方それぞれが大切です。
でも、どうせなら身体に良いものを食べた方が良いですよね。
その参考にしてくださいね!
《目次》
ゴーヤ
ゴーヤの栄養
ゴーヤの特性(身体を冷やす)
ゴーヤの期待できる効果
ゴーヤと癌(ガン)細胞
ブロッコリー
ブロッコリーの栄養
ブロッコリーと癌(ガン)細胞
注意点
料理
癌(ガン)対策・予防にはこれが一番大切
ゴーヤ
「苦瓜(にがうり)」とも呼ばれるゴーヤですが、標準和名は「ツルレイシ」といいます。ですが、ツルレイシと言っても認知度が低いため、生物学では「ゴーヤ」と言うことが多くなっています。
原産地は熱帯アジアで、日本ではゴーヤチャンプルなど、沖縄料理として知られています。
沖縄は健康的なイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。ゴーヤはそのイメージを助けている一つになっています。
ゴーヤの栄養
主に食べる部分は果皮の部分となります。
そこにはビタミンCやモモル・チャランチンなど胃腸の働きを助ける成分も含まれます。
癌(ガン)に対してはビタミンCが有効に働くという報告もあり(もちろんその他の栄養素も大切)、ゴーヤ1本に含まれるビタミンCの量はトマト1個の約5倍、レモン1個の果汁に含まれる量より多いとされています。
ビタミンC:レモン1個以上(約2~3個)
食物繊維:セロリの30倍以上
カルシウム:牛乳の10倍以上
鉄分:ほうれん草の2倍以上
そして、生のゴーヤより乾燥させたゴーヤの方がカルシウムもビタミンCも鉄分も増えるので、乾燥ゴーヤがおすすめです。
ゴーヤの特性(身体を冷やす)
ゴーヤの旬は6月から8月にかけてです。その時期に食卓に出ること多いですよね。
つまり、夏野菜。夏野菜は火照った体を冷やす働きがあります。
陰陽から考えても、ゴーヤは地面の上に出来るので身体を冷やす作用がありますね。
癌にとって冷えはあまりよくありません。ですので、ゴーヤは乾燥ゴーヤを選ぶと良いですね。余分な水分(冷え)が無くなっています。それを加熱する調理法で料理すれば、身体にとっては毒抜きになりますから!
ゴーヤの期待できる効果
これを言う前に一つ注意点です!
何でもそうですが、バランスよく野菜を食べる事でいろいろな効果が期待できます。ですので、ゴーヤ「だけ」食べればガンが治るとか病気が治ると思わないでくださいね。
身体が良くなるためには、生活・食事・運動・考え方など総合的な生き方が大切になりますから!
偏食にならないように気を付けてくださいね!
- 生活習慣病の予防・改善
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
- 美肌効果
ゴーヤと癌(ガン)細胞
ラジェッシュ・アガーワル教授(米コロラド大学のがん研究センター)は、
「ゴーヤには乳がん細胞の増殖を抑制する働きがあるぞ」
ということを発表しています。
その他にもゴーヤの抽出液により膵がん細胞の増殖が抑制されるということも分かってきました。
昔からゴーヤは身体に良いとされていますが、それは経験と研究から裏付けされてきた事実のようです。
ただし、ゴーヤだけが癌に良いわけじゃないし、ゴーヤだけを食べて健康になるわけでもありませんので注意してください。
また、ゴーヤサプリなどブームになるかもしれませんが、東洋医学から考えると、一物全体といって、全部を食べる事でその食べ物の力を得ることが出来るという考えがあります。
ゴーヤ全体を美味しく食べる事を心がけてくださいね。
ブロッコリー
ブロッコリーは私が学生の時(今から20年以上前)から健康に良いと言われ続けている野菜です。
実際に継続して食べると、体調が良くなってくるのが実感できると思います。
旬は11月から3月にかけての寒い時期となります。
陰陽で考えると、地面近くに出来る植物なので中庸(陰陽の中間)に位置します。ある程度食べても偏食なりにくいです。
実はブロッコリーも癌に効く食べ物と言われています。ここではブロッコリーについてお伝えします。
ブロッコリーの栄養
ビタミンC(レモンの1~2個分)!ビタミンCはがん予防として注目されていますが、血管を傷つける活性酸素を減らす役目があります。
また、ブロッコリーは葉酸も豊富なので、妊婦さんにもおすすめですね。妊婦さんは胎児の成長の時に普段よりも葉酸をたくさん必要(約1.7倍)。他には下の炎症や口内炎にも有効ですね。
ビタミンA、KやEも豊富なので、ブロッコリーは毎日食べたいですね。ただ、食べるなら栄養豊富なものが良いということで、一応はブロッコリースプラウトをお勧めします。
このブロッコリースプラウトにはガン予防に役立つとされているスルフォラファンが含まれています。
美味しくて健康になる!
そんな食べ物がブロッコリーですね。
ブロッコリーの期待できる効果
ビタミンA、C、K、Eや葉酸が豊富なので、以下の部分が期待できます!
ただし、こちらも注意と言うか、ブロッコリー「だけ」を食べて健康になろう!なんて考えないようにしてくださいね。
何ごとも適量がありますし、バランスがあります。
ですので、毎日の食卓で適量を食べるという考えでブロッコリーを食べてください。
- 老化防止
- 動脈硬化予防
- 血糖値を下げる
- 骨粗しょう症予防
- 血液改善
- 便秘解消
- ダイエット
- 美肌効果
- 免疫力強化
ブロッコリーと癌(ガン)細胞
ブロッコリースプラウトに含まれる『スルフォラファン』というファイトケミカルの一種が、抗酸化力を高めたり、炎症反応を緩和する働きがあるとされています。
ガン細胞は細胞が傷ついても生まれてしまい、その傷つけるのが活性酸素による『酸化』です。その『酸化』に対処するのが抗酸化力。抗酸化力が高ければガン化の予防になりますし、修復にもなります。
人レベルの研究では、スプラウト(3日目のもの)を食べていたら、胃粘膜の炎症が抑えられ、弁中のピロリ菌量が減少したという報告もあります。
※ファイトケミカル:植物が紫外線や昆虫から自分自身を守るために作る色素・香り・味・ねばねばしたもので、抗酸化力や免疫アップなどの効果があると期待されて、研究が進んでいる。
他に、変異しはじめた細胞を修復してくれるとされているMMTS(メチルメタンチオスルホネート)という成分も注目されていますね。ただし、これは生じゃないとダメとのことです。
注意点
ここで食べ物について言っておきながらなんですが、
「ガンには○○の食べ物が効く!」から○○だけをたくさん食べよう!
とはならないでくださいね。
もちろん、今までより多くとる分にはいいですが、全ておいて適量というモノがあります。
ゲルソン療法などのように野菜ジュースを一日2リットル摂るぞーというモノもありますが、それが一日10リットルとかになったら、逆に身体がもちませんよね。
ですので、たとえば2リットルの野菜ジュースを摂るのであれば、今回紹介した乾燥ゴーヤやブロッコリースプラウトを少し多めに入れるとか、全体の量とそれぞれの量をきちんと調節してください。
僕個人としては、和食(みそ汁ベース)に乾燥ゴーヤとブロッコリースプラウト(生)とおかずを少々加えて、よ~く噛んで食べる事をお勧めします。
ガンの方であれば、手間暇をかけられるのであれば白米ではなく玄米を土鍋で調理して、ゆっくり食べてくださいね。
料理
ここではゴーヤとブロッコリーの料理を紹介します。
参考にしてください。
乾燥ゴーヤはゴーヤを乾燥させればすぐにできます。
売られているものでも構いません!
一番手っ取り早いのは、酢漬けの漬物にすると、ご飯と一緒にちょびちょび食べれますね。
youtubeを見ていたら、こういうのもありました。
参考にしてください!
また、ブロッコリースプラウトは生が良いので、下のようなサラダや納豆にのっけて食べてくださいね!
毎日の食卓は笑顔で楽しく過ごすのが、健康へのコツですね(^^)
癌(ガン)対策・予防にはこれが一番大切
癌を細かく細かく見ていくと、細胞内の変異によるものですが、そこまで細かく考える必要はないと思います。
『癌になる生活』はどんな生活か!
『健康的な生活』はどんな生活か!
それを自分自身でまずは紙に書きだしてみましょう!
ポイントはストレスです。
身体に対するストレスも、心に対するストレスも!
適度なストレス、たとえば適度な運動などは、その後に爽快感がありますよね。その後に爽快感がないものは、ストレスが溜まるモノで発散には使えません。
今までの生活でストレスになっている部分を出来るだけ無くして(断捨離して)、空いた時間を楽しくて幸せで健康的な生活に置き換えてください。
ほとんどの病気は今までの生活・考え方・食から作られたものだと思ってください。
だから、そこを変えないと身体がまた戻る可能性があるということです。
変えるのは「今」からです。
変えれば変えるほど、ストレスが減っていくので、楽しくって幸せな日々になって行きますよね!
頑張ったって良いことないんです。
苦痛に耐えてもいいことなんてほとんどありません。
顔晴って(笑顔で)過ごした方が、たくさんの良いことがあります。
どうぞ、自分の体調と心に栄養を上げつつ、少しでも多くの幸せを実感してお過ごしくださいませ。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。