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顎関節症や顎の痛み、噛み合わせ不調、口の開閉不調の原因とセルフケアと整体について

 顎関節症でお困りの方が最近増えているように感じます。ここでは顎関節症の原因と病院での対処法、当院の考えについてお伝えいたします。

《目次》

顎関節症とは

顎関節症の病院での治療法

顎関節症と身体のバランス

顎関節症のセルフケア

顎関節症についての当院の考え方

顎関節症とは

顎関節症とは
顎関節症とは

 顎関節症は、口を開こうとしたりものを噛もうとしたときに、顎関節に痛みが出たり、口の開け閉めで音(クリック音)が出たりする症状のことを言います。

 

 

顎(あご)が痛い

口が空かない

口の開閉時に音がする

 

 

 顎関節症の名前は・・・

 

『顎の関節のところで症状がありますね!』

 

 ということに由来しています。

 

 

 痛みがあるため硬い食べ物が噛めないとか、口が開かないので多くな食べ物が口に入らないと言った症状ですね。


顎関節と動き

顎関節
顎関節

 顎はいろいろな方向に動きます。

 

 上下に動かすことで食べ物を粉砕する。左右に動かすことで食べ物をすり潰す。それが出来るように、小さな多くの筋肉で顎を動かしています。

 

 また、顎関節には関節円板というクッションみたいなものがあります。そのクッションがあるおかげで、何年も顎を使うことが出来るんですね。

 

 

 つまり、筋肉が上手に働き顎に負担がかからない開閉動作が出来ていれば、顎関節症になる可能性が低くなりますし、顎関節症も改善の方向に向かいやすくなります。


顎関節症の病院での診断・治療法

顎関節症の病院での診断・治療法
顎関節症の病院での診断・治療法

診断

 顎に何か不具合があって、病院に行ったときに、どのようにして『顎関節症』と診断されるかと言いますと・・・

 

顎の痛みがある(顎関節の痛み・筋肉の痛み)

口が開かない(開口障害と言います)

顎を動かす時に音がする(顎関節雑音・クリック音)

 

 この3つのうち、1つ以上があって、顎関節症以外の病気が無い時に、「顎関節症」と診断されます。

 

 

 

 病院によって異なりますが、精神的ストレスなども原因になるので、心理テストなどを行うところもあります。

顎関節症の診断とMRI
顎関節症の診断とMRI

 顎の状態を知るため、または鑑別診断と言って顎関節症に似たような症状がある他の病気が無いかどうかを調べるために、MRIなどの検査を行う事もあります。

 

治療

顎関節症の治療としてのマウスピース
顎関節症の治療:マウスピース

 患者さんの話を聞くと、多くのケースではマウスピースを作るということが第一選択されているようです。ただ、あとで触れますが、原因がある状態でマウスピースを作っても、根本的な治療にはなりません。

 

 

 生活指導としては、顎関節症の方の多くが、口を閉じているときに上下の歯が接触、または無意識に食いしばりがある状態と言うことが分かっています。そのため、口を閉じているときには上下の歯が接触しない事を意識することも大切です。

顎関節症と首のストレッチ
顎関節症の予防:ストレッチ

 理学療法として行われるのは、顎や首周辺の筋肉を温めたり、ストレッチを行うということもあります。

 

 

 そして薬物療法として痛みがあるときは、鎮痛剤の服用となります。


顎関節症と身体のバランス

顎関節症と身体のバランス
顎関節症予防には身体のバランスが大切

 簡単な実験をしてみましょう。

 

 頭を右に傾けてください。

 頭を右に傾けた状態で右の奥歯を噛みしめる。左の奥歯を噛みしめる。ということをやってみて、左右差を確認してください。

 

 どちらが強く噛める感じがしましたか?

 

 

 次に、頭を左に傾けてください。

 頭を左に傾けた状態で、また同じように右の奥歯と左の奥歯を片方ずつかみしめて、噛みしめる力を感じてください。

 

 どちらが強く噛みしめられると感じましたか?

 

 

 左右差が出てくるのが分かりますでしょうか?

バランスと顎関節症
バランスが崩れると顎の左右差が生まれる

 身体を左右に傾けても同じようになる場合が多いです。

 

 これは、身体のバランスが顎に影響していることを実感できる実験です。

 

 

 つまり、身体に不要な歪みやバランスの崩れがあれば、それが体の各所に症状を出しやすくなります。

 

 その一つが顎関節症となるわけです。

顎関節症はバランスが崩れているサイン
顎関節症は身体のサイン

 顎関節は全身の状態を表す『サイン』となっていると思ってもらってもいいです。その証拠として、身体全体を整えると顎関節症の症状が軽減していく方が多いからです。

 

 硬いものを食べる事で顎関節症になるのであれば、子供にも多く見られるはずですが、20代~50代の(特に女性)に多く見られるのは、身体や心の状態が影響を及ぼしていると考えざるを得ないと思います。


顎関節症のセルフケア

 顎関節症のセルフケアとしては、以下のものが挙げられます。

 

  • 痛い時は硬いものを食べない
  • 頬杖を止める
  • 猫背にならないように腰を立てる(姿勢)
  • 食いしばりに気づいたら上下の歯を話す
  • 心理的ストレスの軽減
  • 適度な運動を行う
  • 十分な睡眠をとる(時間ではなく質)
  • 横向きに寝ない
  • よく笑う
  • 心を平穏に保つ

顎関節症についての当院の考え方

顎関節症は身体全体を整えることが早道
顎関節症は身体全体の問題だから

 当院はソフトな全身調整整体で身体の軸を整える治療院です。なぜそのような治療を行っているかというと、身体の軸は人間としての基本構造となるからです。

顎関節症は身体のバランスの崩れのサイン
顎関節症の説明:柱が傾くと外に不具合が出る!

 たとえば家を考えてみましょう。

 家を支えている柱が曲がっていると歪が起きてしまいます。

 その歪が目で見えるものとして、壁の一部分が崩れてきたりします。

 

 その崩れた壁を治すことも大切ですが、壁のみを治しても、柱が曲がっていればまた崩れてきます。

 

 柱を治すことが最も大切なこととなります。

身体の柱は骨盤から頭蓋骨
身体の柱:骨盤・背骨・頭蓋骨

 この柱に相当するのが、人間では構造(特に骨盤・背骨・頭蓋骨)となります。

 

 そして、人間には自然治癒力(自己治癒力)がありますので、良い状態が維持できれば、壁に相当する症状は自動で回復していきます。

 

 

 これは顎関節症についても同じことが言えます。

 身体や心(ストレス)などのバランスの崩れが原因で『顎関節症』という症状が生まれたのであれば、身体や心のバランスを整えることが一番大切になります。

 

 

 そのため、当院ではソフトな全身調整整体を行っています。

顎関節症でお困りなら
顎関節症でお困りなら

 顎関節症でお困りでしたら、当院がお役に立てると思います。

 

 放っておいても良い方向には進まないので、まずは気軽に連絡していただけたら嬉しいです。

 精一杯、あなたの人生をサポートさせていただきます!