眼精疲労とそれに関連する頭痛や肩こり・首の凝り(痛み)など、そしてセルフケアについてお伝えします。
《目次》
相談者の内容
眼精疲労の原因
眼精疲労から来る頭痛について
眼精疲労と肩こり・首の凝り(痛み)
眼精疲労のセルフケア法
眼精疲労と整体
相談者の内容
次のような訴えで来院された方がいました。
目の奥がズーンと重痛いです。
ここ数か月、仕事でパソコンに集中しているため眼精疲労がつらく気になっていました。
はじめは目の奥の方が痛かったのですが、だんだんと頭の方も痛くなってきました。頭が締め付けられるような感じで耐えられなくて痛み止めを飲むことが増えています。
痛み止めの薬を飲むと楽になりますが、1・2日すると痛みが出てきてしまうので、週に数回服用する状態です。
薬にはあまり頼りたくないので病院に行ったこともありますが、異常なしとのことで、また痛み止めと、目薬をもらいました。
今は痛み止めや目薬は効いているという実感があまりありません。
どうすればいいでしょうか?
ソフトな刺激で全身調整(整体)を行いましたら、目がぱっちりと開き、ご本人は「視界が明るくなりました」と喜んでいました。
眼精疲労の原因
![眼精疲労の原因](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=344x10000:format=jpg/path/sfee9ca8f63d2889e/image/i84773614ec74be82/version/1538708875/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0.jpg)
なぜ目が疲れるか・・・「使い過ぎだからだよ」と言われるかもしれませんが、どうして使いすぎると疲れるのでしょう?ということを考えてみましょう。
目を動かす時に働くもの、それは筋肉です。
目の焦点を合わせるときに働くもの、それも筋肉です。
さて、筋肉がつかれる原因は、ずっと緊張している状態になることです。
たとえば、空気椅子の姿勢を1分間維持しようとすると、疲れちゃいますよね。でも、空気椅子の姿勢を1秒だけやって、また普通の姿勢になるだけだとそれほど疲れません。
つまり、同じ筋肉をずっと緊張させると、筋肉は疲れてしまいます。
![眼精疲労は筋肉の疲れ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=400x10000:format=jpg/path/sfee9ca8f63d2889e/image/ia6b9d17d9d0216ed/version/1538708962/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%AF%E7%AD%8B%E8%82%89%E3%81%AE%E7%96%B2%E3%82%8C.jpg)
眼精疲労もまずは同じメカニズムで起きます。
パソコンを見ているときは、遠近感がほとんど変わらないので、焦点を定める筋肉が緊張しっぱなしです。
また、目を大きく動かすこともほとんどありませんので、目を動かす筋肉も同じ筋肉ばかり働き緊張してしまいます。
その結果、筋肉の循環が悪くなり、疲労が蓄積していきます。
眼精疲労と頭痛について
![眼精疲労と頭痛](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=342x10000:format=jpg/path/sfee9ca8f63d2889e/image/iddb913ad68d57ca4/version/1538709051/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%A8%E9%A0%AD%E7%97%9B.jpg)
目を使っているとき、頭を固定しなければいけません。
頭が動いていては、見たい細かいものを見ることが難しくなるからです。
そのため、頭から背中、長い筋肉を考えると骨盤までの筋肉が緊張して硬くなって、首や頭を固定するんです。
それが続くと、緊張性頭痛となります。
また、後頭葉は視覚からの情報を統合して画像を作り出すところです。
目で何かを処理するとなると、後頭葉が活発に動くことになります。
そう、頭の後ろの方が一生懸命に働いている状態が続くことになります。
筋肉も頭も同じところばかり使うので、目の後ろや頭痛になってしまうんですね。
眼精疲労と肩こり・首の凝り(痛み)
![眼精疲労と肩こり](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=376x10000:format=jpg/path/sfee9ca8f63d2889e/image/ib0709c032274d348/version/1538709124/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%A8%E8%82%A9%E3%81%93%E3%82%8A.jpg)
先ほど、目で何かを見るときは頭を固定すると言いました。頭は4~5kgほどあります。それを身体に比べると細い首一つで支えていることになります。
大抵は、パソコンやデスクワークをしている方は顔(頭)が体感よりも前になりやすい位置で仕事をしています。
首は前に行っている頭が落ちないように一生懸命に支えている状態が続きます。そう、緊張している状態が続くんですね。
そのために、筋疲労が起きてしまい、筋肉が凝ってしまいます。循環も悪くなるので、行き過ぎると、なかなか回復することが難しくなります。動きにくくなってしまうからです。
身体全体を調整して動きやすい身体を作ることがとっても大切になります。
眼精疲労のセルフケア法
詳しくは動画を見てほしいと思います。
以下の点に注意してやってくださいね。
コンタクトレンズは外す
強く押さない(気持ちいい程度でいいです)
目の上(まぶた)を押す時は、まぶたに触れるくらい
眼精疲労が強い方は、こまめにやりましょう
笑顔でやると効果倍増です
※目を大きく左右・上下・360度ゆっくり動かすこともおすすめです!
肩こり撃退!のための肩甲骨体操はこちらをご覧ください!
その他、下のようなケア法があります。
- 目を蒸しタオルで温める(レンジチン)
- 首を蒸しタオルで温める(レンジチン)
- 眼球をゆっくりと大きく動かす
- 顔を大きく動かす
- 深呼吸する(吐くのがメイン)
- 首をゆっくり動かす(回さないでください)
- 散歩または軽いジョギングをする
- 森林浴をする
眼精疲労と整体
![眼精疲労と整体](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=334x10000:format=jpg/path/sfee9ca8f63d2889e/image/i580cdb6a9491e850/version/1538709307/%E7%9C%BC%E7%B2%BE%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%A8%E6%95%B4%E4%BD%93.jpg)
当院(仙台:石川はりきゅう整骨院)では全身をソフト整体で調整しています。
全身を調整すると、目が開いてくるんですね。
「なんか、目が明るくなった!」とか「目の開きが良くなりました」とか「モノがハッキリ見えるようになりました」とよく言われます。
これは、全身を調整することで余分な筋肉の緊張が緩和し、血流の流れが促進した体と思います。
どんな病気も含めてですが、血流が良くなることが回復への第一歩となります。
首をボキバキする必要はなく、寝てしまうくらいのソフトな施術でも(の方が!)身体は楽になるんですね。
もし、あなたが眼精疲労や肩こり・頭痛で悩んでいましたら、まずは身体を整えて楽になる体験をしていただきたいと思います。
放っておいてよくなることは無いので、気軽に早めに身体のケアをしてくださいね!