· 

元気になるためにやってはいけない習慣、その2:ネガティブループ

学生であろうが、主婦であろうが、社会人であろうが、ニートであろうが、落ち込むときはありますよね。

 

僕もあります。

 

 

 

人が落ち込むとき、無意識に落ち込んでいると思われがちですが、実は落ち込むことを考えているから落ち込みやすいということが大半です。

 

 

 

仕事で何か失敗してしまった。

 

その失敗したことを考えていると、落ち込みます。

失敗したことを考えていないと、落ち込みません。

 

 

 

ただ、どうしても考えてしまうということがあることも事実ですよね。

 

 

 

 

で、その時、その失敗したことだけで留まればいいのですが、ネガティブループを引き起こす人がいます。

 

 

 

仕事での嫌なことだけじゃなく、その仕事とは関係ない仕事上での嫌なこと、家庭での嫌なこと、自分とは関係のない都市の政治での嫌なこと、自分ではどうすることもできない他人の不幸など、たくさんの嫌なことを考えるループに入ってしまう人がいるんです。

 

 

 

 

たとえば、うつ状態にある人は、落ち込むことを考えやすくなります。

 

落ち込むことを考える結果、うつ状態が強化され、もっとうつ状態になってしまうんです。

 

 

 

 

失敗や嫌なことがあって、落ち込むということが悪いことではありません。

 

 

その感情は持たない方がいいって言う人もいるかもしれませんが、持っている感情を否定すると自己否定になってしまうので、嫌な感情は嫌な感情として十分に味わえばいいのです。

 

 

 

何がよろしくないかというと、失敗や嫌なことがあって落ち込んだとき、別のネガティブな出来事を思い出して、もっと落ち込む作業をやってしまうことです。

 

 

 

たとえば、Aさんから嫌なことをされたとします。

 

それに対してのみ落ち込んだり嫌な感情を持つのであればいいのですが・・・

 

 

「考えてみたら、あの時もそうだわ、あ、あの時もそう」

「あれ?他の人も私にあんなことをしたことがあったわ」

「私って、会社の人から嫌われているんじゃないの?」

 

 

みたいに、ネガティブをループさせて、どんどん他のネガティブについて考えていく作業をやる場合があるんです。

 

 

 

 

 

そうなると、ループが強化されて、落ち込む自分から抜け出せなくなってしまいます。

 

 

 

 

では、ネガティブループに入らないようにするにはどうすればいいか。

 

 

それについてお話しますね。

 

 

 

お話しする点は2点です。

 

 

1.モノがあればそれを遠くにする

2.「なぜ」ではなく「何のために」と考える

 

 

 

 

1.モノがあればそれを遠くにする

 

 

それを見るとネガティブな感情を持ってしまうというモノがあれば、捨てるか一時的に遠くに置く・隠すなどの処置をしましょう。

 

 

たとえば、付き合っていた彼にフラれてネガティブな状態になっているのであれば、彼と一緒に移っている写真や、彼からもらったプレゼントなどは目につかない場所に移動するか捨てるかしてください。

 

 

人によっては勿体ないと思うモノもあるかもしれませんが、精神衛生上ネガティブをきたすものは置いておかない方がいいです。

 

長い目で見た時に、物質的な恩恵よりもネガティブループによる損害のが大きくなりますから。

 

 

 

 

2.「なぜ」ではなく「何のために」と考える

 

 

「なぜ、こんなことが起きたんだろう?」

 

と、原因追究をする方がいます。

 

 

 

 

たとえば、大好きな彼に裏切られたとします。

 

「なぜ、彼は私を裏切ったんだろう?」

 

って考えてしまうと、

 

「私が彼に何か悪いことをしたのかもしれない」

「私のあの言動が、彼を遠のかせたのかもしれない」

「あの人には私以上に素敵な人が現れたのかもしれない」

 

 

 

と、出てくる理由がネガティブなことになってしまいます。

 

 

 

 

ですので、

 

「何のために、こんなことが起きたんだろう?」

 

って、良い方向に行く・恩恵があるということを大前提に考え捉えてみましょう。

 

 

 

たとえば、大好きな彼に裏切られたとします。

 

「何のために、彼は私のことを裏切ったんだろう?」

 

って、考えると、

 

「私には彼は必要ではなく、もっとふさわしい人が現れるための出来事に過ぎないかもしれない」

 

「裏切る彼の一面を速く見せることで、次に出会う人を見る目が付いたかもしれない」

 

「私に何かを気づかせてくれようとして、わざわざ嫌がる人になってくれたのかもしれない」

 

と、未来志向になり、ネガティブループから脱出出来るようになります。

 

 

 

 

 

 

過去を振り返るときも、

 

「なぜああだったんだろう?」

 

ではなく、

 

「何のために、ああだったんだろう?」

 

って考えると、今までネガティブにとらえていた過去の嫌な出来事が、実は今の幸せにつながっていたりするんです。

 

 

 

 

 

たとえば、僕の話で言えば、大学・大学院と仙台を離れ、そこで嬉しい体験もつらい体験もしてきて、仙台に戻ってきたお蔭で今の妻と出会うことができました。

 

 

もし、つらい体験などが無ければそのまま関東にいて、妻と出会うこともなかったかもしれません。

 

 

 

なので、一見ネガティブだと捉えていた出来事は、後々考えてみれば、幸せのためには必要だった出来事なのかもしれないなと思うようになりました。

 

 

 

 

幸せは不幸の顔してやってくる

 

 

 

 

という言葉がありますが、とても深い言葉かもしれませんね。

 

 

 

 

不幸だなと思ってしまうような出来事が起きたとき、「やった!これから幸せが起きるんだ!」って心から思えるようになったら、最強かなって思います。

 

 

 

病気の時でも、困難に直面しているときでも

 

「やった、これでこれから幸せになるな!」

 

ってなったら、病気や困難もどっかに吹っ飛んで行きそうですよね♪

 

 

 

 

今日もありがとうございます☆☆☆