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自律神経失調症の改善・回復に大切な治療ポイント(整体・鍼灸・東洋医学)

自律神経失調症をはじめ、多くの病気には自律神経が関係しています。

 

病気だけではなく、腰痛や肩こり・頭痛などにも自律神経が関係しています。

 

 

 

なぜ、ほぼすべての病気や症状に自律神経が関係するかといいますと、自律神経は血管の太さに関係しているからです。

 

もちろん、免疫系や消化器系などにも大きくかかわっています。

 

 

というか、自律神経系が免疫や消化器系、循環器系などを支配しています。

 

 

 

そのくらい、自律神経って大切な神経なんです。

 

 

 

 

リラクゼーションや揉みほぐし屋さん、他の接骨院・整骨院に行くと一生懸命に筋肉にアプローチしますよね。

 

 

それが悪いというわけではありません。

 

適度な刺激(強い刺激は避けた方がいいです)は、リラックス効果を生み出し、自律神経のバランスを整える方向に作用するからです。

 

 

 

でも、『治療』とか『本質的な整体』と考えたとき、筋肉以上に大切なところがあります。

 

 

 

それは、脳と背骨です。

 

 

 

 

自律神経は脳からでて、背骨に沿って下降していきます。

 

筋肉や血管を動かす神経も、同じです。

 

 

 

 

 

筋肉の働きは心の働きと連動します。

 

だから、心を落ち着かせてリラックスすると、筋肉もある程度緩みやすくなります。

 

 

 

同じように心の働きはエネルギーの働きと連動します。

 

もっといえば、エネルギーの流れ方と連動します。

 

 

 

エネルギーの流れが滞りやすく偏った流れであれば、心も不安定になります。

 

 

 

エネルギーというワードに拒否反応が出る方は、電気信号の流れとイメージしてもらっても大丈夫です。

 

 

神経と神経の情報のやり取りは、神経伝達物質という物質を使って電気を発生させて行われます。

 

 

その電気の流れが悪いと、脳の働きや脊髄(どちらも神経の集まり)の働きが悪くなる。

 

 

その結果、心の働きも悪くなり、身体も緊張しやすくなります。

 

 

 

 

そのような状況では、いくら筋肉にアプローチしても緩まりません。

 

緩んだとしても、2・3分後にはまた凝ってきます。

 

リラクゼーションをしている最中は筋肉が緩んできた感じがあっても、終わった瞬間に受ける前と変わらない感覚になるのはそのためです。

 

 

 

 

つまり、筋肉を揉んで緩めるよりもエネルギーの流れを作ってあげることが大切になります。

 

 

 

そこで治療(整体・鍼灸など全般)に大切なのは、脳・脊髄を適度な刺激で活性化してあげるということです。

 

 

背骨を揺らすだけでも、筋肉の緊張が緩むのは、背骨が動きやすくなるために脊髄の働き(エネルギーの流れ)が良くなって、脊髄から筋肉に行く神経の働きが正常化するためです。

 

 

 

 

自律神経においても同じことが言えます。

 

 

脳と背骨にアプローチすることで、自律神経の働き(エネルギーの流れ)も正常化していきます。

 

 

 

 

もっと言えば、脳(頭蓋骨)・脊髄(背骨)・背骨と肋骨の関節・仙骨・仙腸関節などにきちんと適切な刺激を入れるだけで、身体はどんどん良い方向に進みやすくなります。

 

 

ここが治療のポイントです。

 

ここが根本的にアプローチしなければいけない場所になります。

 

治療の中心軸ですね。

 

 

 

 

中心軸さえアプローチしてしまえば、あとは枝の部分となります。

 

 

手首が痛いのであれば、手首や肩・手へのアプローチ。

 

膝が痛いのであれば、膝や股関節・足首へのアプローチ。

 

 

このように、さまざまなアプローチが出来るようになります。

 

 

 

 

ただ、中心軸に何もせずに、枝ばかりにアプローチしても回復が遅れますし、病気にはアプローチできません。

 

 

 

ですので、まずは自律神経系(もちろん、運動神経も関係あり)を整えるために、中心軸となる脳・脊髄にアプローチすることが大切なんです。

 

 

 

 

治療家を志す初心者様にお役に立てれば嬉しいです。

 

 

 

今日も明日いですね。

細目に水分補給をしてくださいね♪

 

 

ありがとうございます☆☆☆