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最高の体調を得るために1:パーキンソン病・慢性腰痛・不明の病気・癌などの原因

これから何回かに分けて、病気の本質として注目されている内部炎症についてお伝えしてきます。

 

パーキンソン病などの難病や癌、慢性肩こりや腰痛、または原因のわからない様々な病気の原因にもなり得る・・・というか、たぶんほとんどがそれだと思います。

 

その原因について一緒に考えていきましょう。

もちろん、対策も考えていきましょう!

『悪いのは自分だ』とは思わないで!

ここでは、『悪いのは自分だ』と考えないようにしてください。

 

よく病気になると、今までのあなたの行いが悪いのですという医師や治療家がいますが、これから何回かに分けてお話していく内容では、『悪いのは自分だ』という考えは一切持たないでください。

 

行動の基本概念として『自分がすべて選択できる』というモノがありますが、それは結局は今からの行いです。

 

ただ、人間の本能や社会的現象については自分ではコントロールできません。身体の内部の働きも、自分の意識では制御することはできません。出来ることは働きかける事だけです。

 

ですので、まずは『悪いのは自分だ』という考えは一切持たずに、今までの生活や身体の中で起きていることを知っていただけたらと思います。

人間としての文明と成長

人はサルから進化してきたものとされています。

 

これには賛否両論ありますが、文明・生活の分野からすれば正しさは否めません。

 

インターネットが発達した今の文明以前は、インターネットが無かった文明でした。その前は、車も無く馬車が主流の文明。その前は人力の文明。

 

こう考えてみると、生活自体が、その時々の文明と直結していました。

 

そして、もっと過去にさかのぼれば、どこの人間でも、狩猟採集生活をしていたことになります。

 

今でも狩猟採集を主体として生活している民族もいます。

 

 

私たち人類は、今から680万年~700万年前に人と猿人の中間となる存在になったとされています。この時の人類をヒト亜科といいます。

 

そして、約1万年~2万年前から石器時代が始まり、農耕生活がスタートしました。

 

つまり、農耕生活がスタートするまでの約600万年以上もの間は狩猟採集生活をしていました。

 

 

ヒト亜科が誕生してから現代までを1日に例えると、農耕生活が始まってから現代までは1秒にすらなりません。

 

1秒にすらなりません。

 

 

人の身体は長い年月をかけて作られてきました。

環境に適応して作られてきました。

 

 

ということは、身体のベースとしては、農耕生活というよりも狩猟採集生活に適していると考えることが大切かもしれません。

現代人と狩猟採集民族との比較

現代人、分かりやすく言えば私たち日本人と、狩猟採集民族を比較してみると、病気の質や身体の質が全然異なることが分勝っています。

 

狩猟採集民族の調査では、現代人に比べて身体の不調や癌やパーキンソン病などの病気が極端に少ないことが分かっています。

 

もちろん、寿命の違いもありますが、それでも説明がつかないくらい、狩猟採集民族の身体は健康的なのです。

 

それは、身体の病気だけではなく、うつ病といった心の病気も含まれます。

 

 

もちろん、私たちの生活を狩猟採集生活に戻すことはできません。

 

出来ませんが、狩猟採集生活と比較して、現代の生活で偏っている部分を改善していくだけで身体も心も健康になるという研究結果も出てきています。

現代に肥満が多い原因

たとえば、肥満。

 

何度もダイエットに取り組んでも失敗続きになってしまっている方、多いのではないでしょうか?

 

それは、意志の力だけで肥満に立ち向かっても時間の無駄だからです。

 

 

というのは、狩猟採集時代の生活では十分な食料が常にもたらされるわけではありません。

 

時には小食のこともあります。

 

それでも環境に適応しなければいけないので、人間の身体はカロリーを出来るだけ取り入れたいというメカニズムが出来上がりました。

 

そう、もともと人はハイカロリーな食事を好むように設計されたんです。

 

世の中で「おいしい」と言われているような食事にはカロリーの高いものがたくさんあります。

 

それは、カロリーが高いものを美味しいと感じるという本能的な部分もあるのではないでしょうか。

 

 

ですので、意志の力を利用するのではなく、生活自体を変化させないとダイエットは成功しませんし、成功したとしてもその体重を維持することは困難になります。

 

生活の変化のスピードに身体の対応スピードが適応できない状態なのです。

身体と生活のミスマッチを引き起こした文明病

つまり、文明の変化に身体が対応できないために、様々な問題が起きていると解釈することが出来るようになります。

 

これを文明病と呼ぶことにします。

こんな言葉があります。

 

1995年にワシントン州の牧師であるボブ・ムーアヘッド氏のエッセイ『現代の矛盾』に書かれてある一説です。

 

私たち人間は

長大なビルを作り上げたが

一方で気は短くなった

 

道路を広くしたわりに

視野は狭くなった

お金を使っても身に着くものはなく

物を買っても楽しみは少ない

 

家は大きくなったが

家族との関わりは小さくなった

 

便利になったはずなのに

心のゆとりは少なくなった

 

専門家が増えたが

それ以上に問題も増えた

 

薬の量だって増えたのに

健康的な人は減っている

 

私たちは酒を飲み過ぎ

タバコを吸い過ぎ

時間を無駄に過ごし過ぎ

 

少ししか笑わず

毎日を忙しく過ごし

怒ってばかりだ

 

そして、

 

夜更けまで起き過ぎ

目覚めたらすでに疲れている

 

 

 

客観的に見ても、

このような生活をしていたら病気になるって分かりますよね。

 

 

寿命は長くなったとしても

健康的に生きるのか

病的に生きるのか

そこがとっても大切な問題だと思います。

病気の回復で最も大切なこと

パーキンソン病、癌、原因が特定できない病気、慢性腰痛、肩こり、頭痛・・・

 

たくさんの病気があります。

もしかしたら、あなたも何かしらの病気や症状で困っているかもしれません。

 

 

休むことも、身体を調整することも、循環を良くすることも、食養も大切です。

 

ただ、本質的な回復を願えば、生活そのものを改善して、身体の内部で永続的に起きている小さな炎症をしずめる必要があります。

 

 

数回にわたり、身体の内部で何が起きているのか、またそれに対しての対策はどのように行っていけばいいのか、などをお伝えしていければと思っています。

 

 

続く・・・