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恐怖心は克服できるのか。人の恐怖は2種類だから!

人の恐怖は2種類

人は生まれながらに2種類の恐怖を持っています。

恐怖はこの2つだけだと思ってください。

 

その二つと言うのは…

 

 

落ちる恐怖

音に対する恐怖

 

 

これら二つは『死』に直結するので、恐怖となるわけです。

 

高いところから落ちるとケガをしたり場合によっては死んでしまいます。

 

野の中で生きているときは、猛獣から自分自身を守らなければいけないので、音には敏感です。大きな音があれば防衛反応がすぐに発動するようになっていて、それが恐怖心となっています。

 

人が生まれ持った恐怖はこの2種類だけだと思ってください。

それ以外の恐怖は後天性

ということは、他の恐怖だと思っている恐怖心は後天的なモノなんですね。対人恐怖症や暗所恐怖症、カエル恐怖症、学校恐怖症など「○○恐怖症」というのは、後天的なものだと思っていただいて大丈夫です。

後天性だから良くなる

後天的というのは、何かがきっかけでそれを「恐怖なものだ」と認識する癖がついてしまいました。

 

私で言えば、小学生の時は高所恐怖症など全くありませんでした。どちらかというと高いところが好きでした。でも今は高いところ苦手です。ジャングルジムに上ると恐怖心で足がすくんでしまいます。

 

でも、後天的なので書き換えれば克服できると分かっています。

ホメオスタシス

ホメオスタシスと言うのは、今の固定された環境のことを言います。たとえば人間は36℃前後の体温に保たれています。低くなると震えて筋肉が摩擦熱を発して体温を一定範囲に戻そうとします。高くなると汗を出して熱を冷まそうとします。

 

これは物質的な身体だけではなく、精神的な情報空間でも起きます。たとえば冷え性が常になっている人は、冷え性が良い状態になってもまた冷え性に戻ります。体温が一定の範囲に収まるようにです。

 

ただ冷え性が治らないわけではありません。

 

整体も「一度で良くする」というところがあるかもしれませんが、一度で良くしても、何日かすると元に戻ります。それはホメオスタシスが働くからです。

 

良い状態に(精神的な部分も含めた)体質改善が必要となるのです。

ホメオスタシスの書き換え

ホメオスタシスは書き換えが出来ます。もちろん個人差が大きいですが、約3ヶ月。

 

何かに対しての恐怖心があれば、自己暗示で自分自身でホメオスタシスを書き換えてみて下さい。

 

たとえば、満員電車に恐怖心があれば…

 

「私は満員電車に対する恐怖心が無くなっていく」

 

という自己暗示にすると「恐怖心」というキーワードが入っている状態になるので、出来たら、

 

 

「私は満員電車でも自分を保てる、大丈夫」

 

のような自己暗示を朝起きた時、そして寝る前に10回程繰り返してみましょう。

 

 

気づくと、だんだんと大丈夫になっている自分に気がづいてくると思います。

 

 

 

これは精神的な部分だけじゃなく身体にも使えるものなので、もしあなたが身体が辛い時は、「日に日に大丈夫になっている」とイメージしながらニヤニヤしながら、努力しないで遊び半分で自己暗示をやってみて下さいね。